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匠の技を磨く〜在来工法による屋根の建築〜

2023.05.29

依田木工の代表が理事長を務めるNPO法人 匠のふるさとづくり・佐久 の活動の一環で、日本に古くから伝わる在来工法の講習会や伝統技法の勉強会を行なっています。

今年も夏に、お寺の屋根の改修工事を視察する予定です。

こちらは、平成19年に地元佐久市の新築物件をご提供いただいて講習会を行なった際の様子です。
(NPO法人匠のふるさとづくり・佐久ホームページより)

【土台工の状況】


クレーンにて梁材を吊り上げ2階部分の桁にはめ込みます。
梁の仕口が二階材の桁の部分びピタリとはめ込まれるこの寸分狂いの無い瞬間瞬間がたまりません!


梁と桁を組み込んで、渾身の力でかけやを振り下ろす匠。
梁組がとうとう完成しました。


梁組の完成です。達成感溢れる匠の表情。
とくとご覧あれ。
上棟式には護地餅
が撒かれます。
家の四隅に撒かれた護地餅を拾うと、運が良くなるとか、次に家を建てられるとか言われています。




内部の梁の様子です。
しっかりと組まれていて少々の地震などにはびくともしません。
近年は大手住宅メーカーのプレカット工法による建築が盛んですが、こうした我が国に古くから伝わる在来工法の技術を受け継いでいくことも、また重要なことだと私たちは考えています。


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